上原輝男の愛弟子 ウルトラマンの作者金城哲夫
沖縄から玉川学園高等部にやってきた金城哲夫氏。そこで上原輝男との運命的な出会いがありました。
そこで上原から沖縄の民俗学について、折口信夫の「まれびと論」の観点を聞かされます。(上原輝男は折口信夫の晩年の弟子の一人です)
やがて上原があの特撮の神様と呼ばれた円谷英二監督とも親しかった関係もあり、金城は円谷プロに紹介された、という経緯があります。
そのように考えると、上原輝男と金城哲夫の出会いがなければ、ウルトラマンはこの世に誕生していなかったとも言えるでしょう。
この「まれびと論」は、ウルトラマンをはじめとして様々な作品や習俗の根底に流れています。 参考 サイト
そして、上原が探求しつづけた心意伝承などは、先生個人の考え方ではなく、この自然の中で培われてきた古来からの<日本人>の無意識の中に誰でも持っているものです。
だから直接「教育」「民俗学」「芸能論」・・・・等々に関わっていない様々な分野の方にも響くものであるし、多様な分野でもそれらをふまえてることで、より広く深い皆さまの実践につながっていくと考えます。
このウルトラマンのことは、そうしたことの好例です。
当時のことが詳細に紹介されている本
後に改題されて文庫本で出ました
シナリオ作家の上原正三氏の著書の中でも、玉川卒業後に上原宅を一緒に訪問した時のことが書かれています。
金城哲夫氏に関しての 玉川学園 のサイト
ウルトラマンの生みの親の一人、金城哲夫と玉川学園
ウルトラマンと金城哲夫と玉川学園
金城哲夫のウイキペディアの記事にも上原輝男の記述があります
児童の言語生態研究会 雑誌第2号
子どもの目をT・V作家と子ども雑誌編集者と語る
金城哲夫氏も加わっての座談会記録